「覚醒」に対応した武器も色々と増えてきたのですが、シリーズによって覚醒の効果内容にも差があり、ややこしいので一度表にまとめてみることにしました。
現状で覚醒が可能な武器としてはブレグラ武器、エニアド武器、そしてシュレディンガーなどの高難易度マルチでのドロップ武器の3シリーズがあります。それぞれに攻撃・防御・特殊の3タイプが用意されています。
【各シリーズでの覚醒タイプ別の効果量】
実装済み属性 | 攻撃タイプ | 防御タイプ | 特殊タイプ | |
ブレグラ武器 | 風、水、闇 | EX攻刃 15% 攻撃力 500 | 防御力 20% HP 1000 | アビD上限 5% ダメ上限 3% HP 50 攻撃力 200 |
エニアド武器 | 全属性 | 通常攻刃 25% 攻撃力 500 | 防御 10% HP 25% HP 100 | 奥義上限 5% ダメ上限 3% HP 50 攻撃力 200 |
高難易度武器 | 水、火、土 | 通常攻刃 35% 攻撃力 500 | 防御 15% HP 55% | 奥義上限 7% ダメ上限 5% HP 50 攻撃力 200 |
▼攻撃力・HP増加効果の注意点について
表を見る上での注意点ですが、「攻撃力500」「HP1000」などの%なしの数値表記になっているものは「武器ステータス」が記載されている数値だけ増加する仕様になっているようです。
例えば「攻撃力500」なら、要はウェポンボーナス100個分と同じ(ウェポンボーナスを武器に付けた場合)ですし、「HP1000」ならウェポンボーナス1000個分(200個分ではない)と同じです。
ですので実際に最終的なHPや最終的な攻撃力がどれだけ変化するのかは、武器スキルの効果量により変動しますがウェポンボーナスの付け替えで大体わかります。実際の変化量で言えば武器ステータスのHP1000増加で2000〜3000くらい増えることもあります。
1つ具体的な例を出します。(攻撃力よりHPがわかりやすいので、HPで比較)

攻撃で覚醒したヴィントホーゼのHP(武器ステータス)はボーナスを振っていなければ267。これが防御タイプだと1267になります。

一例として、上記のような編成があった時に、ブレグラ武器の攻撃と防御でどのくらいHPが変わるか見てみます。(誘惑のチェインとベリアル石が入っています。)


ベリアル石や誘惑のチェインが入っているためその分だけ増加量は少なくなりますが、それでも各キャラ1714〜1853ほどHPが増加しています。
(誘惑のチェインを使わない場合はこれの1.42倍くらい伸びる計算です。)
バレグリが一番多く伸びているのは武器編成にオメガ槍が入っていたため、その次にナルメアのHPが伸びているのは久遠の指輪が入っているため、エスタリオラが一番伸びていないのはそのどちらも無いためです。
ブレグラ武器のHP1000というのを見て少ないと感じる方も多いと思うのですが、武器編成次第では2000〜5000くらいHPが増加するため、そう考えるとそこまで悪い数値ではないとも考えられます。
ものすごくザックリ言うと、守護枠のHP増加数値が400%ならHP5000くらい伸びるという事になります。(守護枠400%の編成にブレグラ武器の入る枠があるかどうかは別問題として)


(筆者の怠慢により闇のブレグラ武器で防御タイプを作っていなかったので、ヴィントホーゼ=風剣に出張してもらっています。)
まずビカラに注目していただくとわかりやすいです。武器スキルでのHP400%UP、ジルニトラ無凸入りで+15%、久遠なしでHPが5150増加しています。フェディエルとリッチは久遠が入っているので、更に10%UPして5250のHP増加となっています。
ややこしいのが主人公(パラディン)なのですが、武器ステHP1000増加×剣得意で1.2倍×守護枠(1+4.15)×ジョブコンプリートボーナス1.15倍 =7107のHP増加となっているようです。なお、得意武器補正に関しては「攻撃力」は主人公も味方も全員有効ですが、HPの補正は主人公のみ有効です。
ガレヲン杖などのレゾネータ武器を3本以上入れた編成では守護枠が400%の上限に達してしまっている事も多く、そういった状況では武器ステータスを盛る事で更にHPを高めるという事も可能です。
(余談ですが、覚醒タイプに対応していないがHPステータスが高い武器としては、エッケザックス・オールドエッケザックスがあり、ボーナスなしでもHP800あります。)
また、ブレグラ武器と同じ武器種のコスモス武器(完凸)が入っていた場合、HP増加の効果は更に1.5倍になります。 例えばヴィントホーゼならコスモス剣入りのケース、ダウルダヴラならコスモス琴入りのケースです。

一方で、そこまで考慮してもやはりシュレディンガーや滅尽剣に比べるとHP増加量は限定的であるとも言えます。(編成次第ですが、シュレディンガーは1本でHP8000前後増えたりします。)
また、武器ステータスでのHP増加は守護の数値の大小で大きく影響を受けるため、片面編成だと思ったほど最終的なHPが伸びないという事も考えられます。
攻撃力も同じことで、攻刃・M攻刃・EX攻刃や渾身・背水の数値次第で最終的な攻撃力の増加量は変わってきます。ただ攻撃タイプに関して言えば、武器ステータスの攻撃力が500上がるのはどのシリーズでも同じなので、こちらはEX攻刃と通常攻刃の違いとその効果量に注目しておけばそれで良いかもしれません。
以下、攻撃・防御・特殊の3つに分けて補足解説したいと思います。
【攻撃タイプについて】
前述した通り、「武器ステータスの攻撃力」が500増加することについては全シリーズ共通です。(今の所)
シリーズごとに差があるポイントとしては、ブレグラ武器のみ「EX攻刃」(15%)で、それ以外は「通常攻刃」(25%〜35%)になっています。
この違いにより、他の武器を入れる時に通常攻刃やEX攻刃の最適なバランスが変わってくるのである程度意識しておくのが良いかもしれません。
ブレグラ武器(5凸)は、武器本体の第1スキルもEX攻撃20%が付いているため、攻撃タイプであれば合計で35%のEX攻刃武器となります。(アストラルウェポンは37%)
EX攻刃の数値だけで言えばアストラルウェポンがまだ上ですが、アビ上限UPやCB上限UPなどそれ以外の武器スキルもあるので状況次第ではアストラルウェポンと交換になります。(アストラルウェポンにも各種上限UPや追撃系の効果がありますが、終末やオメガのスキルで代用できる事が多いです。)
なお、たまにEX攻刃の上限が80%であると誤解している方がいらっしゃるのですが、80%で頭打ちになるのは「EX攻刃(特殊)」の方だけで、特殊枠ではない方のEX攻刃には特に上限は設定されていません。
エニアド武器・シュレディンガーや滅尽剣などは武器により方向性が異なるため通常攻刃の合計量は武器により異なります。
【防御タイプについて】
防御タイプでは、まず注目するべきなのがシュレディンガー・滅尽剣などの高難易度武器におけるHP増加量(HP55%)です。使う武器編成にもよるのですが1本入れるだけでHPが8000前後増えたりする上、それが加護石に無関係で発動するというのは非常に大きいことです。
「通常守護小(14%)」で両面神石編成(加護300%)を組んだ場合、HP増加量は56%ですので、それとほぼ同等の数値を「加護に関係なく」積むことができます。
防御15%というのは堅守に比べると効果は控え目となりますが、他に何も防御UPがない状態から考えると13%程度のダメージ軽減につながります。
堅守スキルとの違いは、HP100%時点でも防御力がUPしているという点です。HP100%時点から一撃で大ダメージを受けるようなシチュエーションでは堅守より有用である可能性もあります。
シュレディンガーや滅尽剣を基準に考えると、エニアド武器やブレグラ武器の防御タイプは控え目な性能になっていると言えるでしょう。
エニアド武器は、HP増加量で見るとシュレディンガーや滅尽剣の半分以下で、防御力UPの効果も低くなっています。
ブレグラ武器に至ってはHP〜%UPの効果が付いておらず、武器ステータスでHPが1000上がるのみです。その代わり、防御UP効果は20%と少し高めになっています。(武器ステータスが1000増加することによる影響は上に書いた解説を併せて読んで下さい。)
HPが十分に高く防御力が低い編成では防御タイプのブレグラ武器を入れる意味もあるかもしれません。
ただ基本的にはシュレディンガー・滅尽剣に比べると他は物足りない性能です。ブレグラ武器と同じ武器酒のコスモス武器が入っていたとしても、HP増加量はシュレディンガーや滅尽剣の半分以下となります。
シュレディンガーが強いと言われていた流れでブレグラ武器やエニアド武器の防御タイプも作ろうと考える方も一定数いると思いますが、性能面でかなり差があることは認識しておいた方が良さそうです。
【特殊タイプについて】
特殊タイプについては、まずダメージ上限UPが付いているのは全シリーズ共通です。ただし高難易度武器は5%UPであるのに対して、エニアドとブレグラ武器は3%です。
また、武器ステータスで攻撃力200、HP50が増加するというのも全シリーズ共通です。…とはいえ、この数値だとほぼ誤差みたいなものですね。
加えて、高難易度武器と、エニアドシリーズは奥義ダメージ上限(それぞれ7%と5%)、ブレグラ武器にはアビダメ上限(5%)が付いています。
ダメージ上限はいわゆる「邪」枠なので、最大20%までです。
アビダメ上限は他の武器スキルと併せて合計100%まで、奥義ダメージ上限は75%が最大となっているので、他の武器の数値を見ながら足りない分を少し穴埋めするのに使えるという感覚です。
奥義上限5〜7%というのはイクシード武器の15%と比べると効果量が低く、アビダメ上限もアーツ武器と比べると低いです。
ただしブレグラ武器に関して言えば武器本体のアーツ20%と特殊タイプの5%で合計して25%のアビダメ上限を積む事も可能です。
例えば風属性であれば、イーウィヤビーク2本+特殊ダウルダブラ2本で両面編成での技練武器2本分の効果を上回る事ができます。使う武器枠の数がそもそも違いますが、技練武器が実装されていない属性を使う時や、片面でアビダメ編成を組みたい時には選択肢に入ってくるパターンだと思います。
【まとめ&個人の感想】
改めて比較すると高難易度マルチでのドロップ武器は覚醒効果も高性能なので、今後実装される他の属性の武器も楽しみですね。
最適解かどうかはさておきシュレディンガーをHP確保用に他属性出張させている方もたまにいらっしゃいますし、だからこそ未実装の属性に追加されれば編成に採用される可能性は高いと思います。
またブレグラ武器はアビダメ寄せの編成では使いやすい編成となっており、属性によってはたまに活用できそうなので火や土も来たらなるべく作成しておきたいところです。
(特に火属性のウシュムガルは、多段ヒットしないアビダメ持ちのキャラが結構増えてきているので片面編成でそこそこ恩恵があるかもしれません。)
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